柔道整復師・鍼灸師の給与や勤務時間は?働く前に知っておきたいこと
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国家資格が必要となる柔道整復師や鍼灸師は、将来性と安定性が期待できる人気の職業です。働きがいもある一方で、どのような職業や業界にも困難はつきものです。自分が働く業界を把握するためにしっかり分析しておきましょう。

目次

  1. 業界全体のトレンドや傾向を理解しておこう
  2. 柔道整復師・鍼灸師になるなら知っておきたいこと
    1. 1. 給与には幅がある
    2. 2. コミュニケーションのスキルも必要
    3. 3. 勤務時間
    4. 4. 体力や気力を必要とする
  3. 自分がどう働きたいかをイメージする

業界全体のトレンドや傾向を理解しておこう

就職活動をしているうちは企業分析などに力を入れることはあっても、業界全体のトレンドや傾向まで把握することは難しいものです。身近に柔道整復師や鍼灸師がいれば、仕事の悩みなどを聞くこともできますが、現実には難しいでしょう。

一方で就職してから、「もう一方の施設にしておけばよかった」「○○○について学んでおけばよかった」となるのは避けたいところです。学生のうちから、企業だけでなく業界の傾向についても調査・分析しておくことが大切です。

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柔道整復師・鍼灸師になるなら知っておきたいこと

柔道整復師や鍼灸師の業界の傾向として知っておきたいことは、主に4つ挙げられます。

  • 給与には幅がある
  • コミュニケーションのスキルも必要
  • 勤務時間
  • 体力や気力を必要とする

こうした傾向をどのように捉え、就職後もやりがいを持って働いていけるか模索していきましょう。

1. 給与には幅がある

柔道整復師や鍼灸師としての経験やスキルによって、受け取れる給与に幅があります。しかしこの点を「厳しい現実」と捉えるか「チャンス」と捉えるかはあなた次第です。経験やスキルさえ増やせば、収入アップが見込めるからです。 例えば、給与体系に歩合制を採用しているならばスキル次第で収入アップさせることができます。

また、柔道整復師なら鍼灸師の資格を、鍼灸師なら柔道整復師の資格を取得するダブルライセンスという方法があり、自身の価値を高めることも可能です。

中には従業員の資格取得を支援する制度がある企業もあるため、就職先を選ぶ際の判断基準の1つにしましょう。 資格やスキル、実績に応じた昇給システムをしっかりと用意している企業に就職することで、より確実に収入アップにつなげられます。

そのほか、就職先で経験を積み、将来的に独立・開業を目指すという道もあります。独立には院長経験があれば有利です。施設経営のノウハウやスタッフのマネジメントなどを経験した上で、独立後に成功を果たせば、年収1,000万円以上も見えてきます。

独立を目指すなら、積極的に事業を拡大していたり、社員教育に力を入れていたりして、院長を経験できる企業に就職するのが良いでしょう。柔道整復師や鍼灸師としてのレベルアップだけではなく、ビジネスについて学ぶ機会に恵まれるからです。

2. コミュニケーションのスキルも必要

柔道整復師や鍼灸師は技術職と言えますが、施術のスキルだけが高くても仕事を円滑に進めていくことはできません。患者さまと良好な関係を築くコミュニケーション能力も必要とされます。つまりコミュニケーションのスキルも求められるということです。

専門学校でもこうした視点を持って実習を受けてきたと思いますが、実際に就職したあとは同じ患者を長い期間にわたって担当することもあるため、一人ひとりと良好な関係を保っていく能力が重要になります。

コミュニケーション能力は一朝一夕には身につくものではありませんが、できることからはじめましょう。笑顔やあいさつなど基本的なコミュニケーションのほか、聞き上手になることは大きなポイントです。より能力を高めたい場合は、関連した本を読んだりセミナーに参加したりするのもよいでしょう。

3. 勤務時間

治療院や接骨院、介護・福祉施設などで勤める場合、その施設の営業時間などによって勤務時間が異なります。患者の状態によっては予定の勤務時間をオーバーすることも考えられるでしょう。

実際に多くの求人情報では、“みなし残業時間”が設定されていることも多くあり、勤務時間が長いことが予想されます。ただしここでいう勤務時間は、実働時間とは異なるケースもあります。

たとえば、
実働8時間の場合 平日10:00 ~ 20:00(予約最終受付19時/休憩2時間)
土曜日 10:00 ~ 19:00(予約最終受付18時/休憩1時間)

このように休憩時間が異なるケースもあるので、一概に勤務時間が長いからといって実働時間が長いとは言えません。

就職活動のタイミングで、勤務時間とそれにともなう労働時間や残業手当などについてきちんと確認しておくとよいでしょう。

4. 体力や気力を必要とする

前述の通り、接客業である点や勤務時間も踏まえると、適切な施術と患者とのコミュニケーションには、体力や気力が必要となるでしょう。

とくに柔道整復師は施術によってかなりの体力が必要です。手技により、脱臼や捻挫における関節のずれなどを正常な状態に戻すほか、患部の治癒や最初の防止などのために、患部を固定させる場合にも、施術の判断とともに力の加減が必要です。

若いうちは問題ないかもしれませんが、将来的に長く働いていくことを考えれば日頃から体力作りをすることが肝心です。

自分がどう働きたいかをイメージする

専門学校や大学で専門知識を身につけて、晴れて柔道整復師、鍼灸師として働くわけですから、「気合でなんとかなる!」といった状態でやみくもに働き始めては、理想とのギャップに大きなショックを受けるでしょう。

また、理想を描きつつも自身の思い通りに働くことができるわけではないことも認識しなくてはなりません。 そのためにも業界全体の傾向を押さえながら、働き方のビジョンを持って、より自分の価値観に合う就職先を見つけることが大切です。

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