鍼灸でスポーツ選手をサポート!治療方法や活躍の場所を解説
(画像=juripozzi/stock.adobe.com)

鍼灸は、健康サポートや美容だけでなく、スポーツ分野とも深いつながりがあります。鍼灸の資格を活かし、スポーツする人をサポートする仕事を目指すのも、選択肢のひとつです。スポーツ鍼灸の治療方法や活躍できる場所について解説します。

目次

  1. 需要が高まりつつある!スポーツ鍼灸について解説
    1. スポーツ鍼灸とは
    2. 一般的な鍼灸との違い
  2. スポーツ鍼灸の治療方法は?
    1. 基本的には一般的な鍼と同じ
    2. パルス(電気鍼)やテーピングを使用した治療も行う
  3. スポーツ専門の鍼灸師としての働き方
    1. スポーツ専門の鍼灸師の主な働く場
    2. スポーツ現場で求められる鍼灸師の能力
  4. スポーツ現場で活躍する鍼灸師を目指そう

需要が高まりつつある!スポーツ鍼灸について解説

スポーツ分野における鍼灸治療のことを、スポーツ鍼灸と言います。スポーツ鍼灸とはどんなものなのか、見ていきましょう。

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スポーツ鍼灸とは

プロアマを問わず、スポーツにはケガがつきものですよね。ケガとまではいかなくても、疲れがとれない、調子が悪いなどと感じるときは、スポーツ鍼灸の出番です。スポーツ鍼灸とは、スポーツをするすべての人を対象に行う、スポーツ障害の治療や疲労回復、コンディションの維持、ケガの予防などに特化した鍼灸施術のことを指します。

特にプロのスポーツ選手は、ケガや不調でも、ドーピング問題を避けるため、安易に薬を飲むことができないと言われています。また、大きい手術は負担がかかるため、できるだけ避けたいところでしょう。その点、鍼灸は、ツボを刺激することで自己治癒力を高め、ケガや不調を改善するため、スポーツ選手にとって負担が少ない方法です。

スポーツ鍼灸の効果は、WHO(世界保健機構)でも認められており、プロスポーツにおいても鍼灸師の資格を持つ人がスポーツトレーナーとして活躍している競技がたくさんあります。選手の心身をトータル的にサポートする存在として、スポーツの現場での鍼灸師のニーズが高まっています。

一般的な鍼灸との違い

一般鍼灸は、日常生活で何らかの不調を感じる人に対して施術するものです。それに対しスポーツ鍼灸は、スポーツにより使いすぎた組織の血行改善、傷みの軽減や解消、疲労回復などにより、次に競技するときに普段通りのプレーができるよう回復し、ケガが起こりにくくするのが主な目的。

自然治癒力の効果を引き出す東洋医学と最新のスポーツ医学を組み合わせ、体の外側と内側の両面から、競技パフォーマンスの向上に貢献します。

ケガをした場合には、リハビリと鍼灸治療を組み合わせて、早く回復できるようにアプローチ。鍼灸とスポーツ医学の幅広い知識をもとに、選手それぞれの体調や目的に合わせた治療方針を立て、治療を進めます。

スポーツ鍼灸の治療方法は?

スポーツ鍼灸では、どのような治療方法が用いられるのでしょうか。

基本的には一般的な鍼と同じ

スポーツ鍼灸で使う鍼は、一般の鍼灸で使うものと同じです。スポーツ鍼灸だから刺激量が多いといったものではありません。

スポーツ鍼灸で使われることが多いのは、一般の鍼灸でもよく使われる毫鍼(ごうしん)、貼るだけで効果がある置き鍼(円皮鍼)、刺さずに施術するてい鍼です。ひとりひとりの体調や患部の状態などに合わせて、使う鍼を変えてアプローチしていきます。

パルス(電気鍼)やテーピングを使用した治療も行う

スポーツ鍼灸ならではの治療には、パルス(電気鍼)やテーピングがあります。筋肉に直接刺激を与えるパルスは、筋肉疲労やコリ、血液促進に効果的です。

テーピングは、ケガの予防や応急処置、筋肉や骨を正しい位置に固定する、パフォーマンス向上など、さまざまな場面で使われます。目的や箇所に応じて、数種類のテーピングを使い分ける必要があるでしょう。冷えや睡眠改善のため、熱刺激によって体調を整えるお灸を使って治療することもあります。

スポーツ専門の鍼灸師としての働き方

スポーツ専門の鍼灸師には、どのような働き方があるのでしょうか。

スポーツ専門の鍼灸師の主な働く場

一般的な鍼灸院で働くほか、鍼灸整骨院やスポーツクラブ併設の鍼灸院、スポーツ関連企業など、スポーツ分野に携わる鍼灸師として活躍する方法は多岐にわたります。ほとんどのスポーツで鍼灸師がトレーナーとして活躍しており、プロスポーツチーム専属のスポーツトレーナーとして働くこともできるでしょう。個人契約するほかにも、スポーツ現場への派遣を行う治療院で働く方法もあります。

ただし、未経験でいきなりスポーツトレーナーになるのは難しいのが現実です。スポーツトレーナーを目指すなら、鍼灸院でキャリアを積んだり、スポーツ医学に関連するほかの資格を取得したりと、まずは経験値を積んでいく必要があるでしょう。

スポーツ現場で求められる鍼灸師の能力

スポーツ現場で鍼灸師に求められているのは、鍼治療を中心にテーピングやマッサージによる、選手の競技パフォーマンスの向上、コンディションの調整、ケガからの早期回復です。鍼灸には痛みの改善だけでなく、自律神経の乱れを正す効果もあるため、万全の状態でプレーできるようサポートするのが大きな役割です。

また、医学的知識をもとに、トレーニング方法や正しい体の使い方の指導をしてケガの予防に努めたり、メンタルケアをしたりすることもあります。体のさまざまな施術箇所に対応できる鍼灸の技術はもちろん、施術するタイミングや刺激の度合いといった調整力、スポーツ医学についての幅広い知識が求められます。

スポーツ現場で活躍する鍼灸師を目指そう

スポーツの現場で活躍するスポーツトレーナーには、鍼灸師の資格をもつ人がたくさんいます。スポーツ選手をそばで見守り、パフォーマンス向上やケガからの早期回復をサポートできるのは、とてもやりがいのある仕事です。鍼灸師の資格を取得して、スポーツ現場で活躍する鍼灸師を目指すのもいいかもしれません。

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