整骨院への就職!面接の「逆質問」に勝つための対策とは?
(画像=chachamal/stock.adobe.com)

整骨院への就職を目指す学生さんが避けて通れないのが面接です。面接官の人数や面接の回数は応募先の整骨院によって変わります。しかし面接での質問内容は似たようなものが多く、事前に準備をしておくことでクリアできる確率を高めることができます。特に準備しておきたいのが「逆質問」への返答内容です。逆質問はなぜ行われるのか、どのような返答をすればよいのか解説します。

目次

  1. 面接なのにどうして?面接における「逆質問」の意図とは
  2. 逆質問を受けたときの対処法:よい質問例
  3. 逆質問を受けたときの対処法:悪い質問例
  4. よい逆質問時の回答を準備するための、履歴書の書き方
  5. 面接全体への対策で大事な3つの準備とは
  6. まとめ:「聞きたいことは遠慮なく」「自信を持って」が逆質問攻略のコツ

面接なのにどうして?面接における「逆質問」の意図とは

面接時には、面接官が次々と質問し、就活生がそれに答えながら進むのが通常です。しかし、面接が終盤にさしかかると、応募者側へ面接官が質問を促す「逆質問」が行われることがあります。この逆質問は、どうして行われるのでしょうか。

国試完全ガイド、就職活動、転職の極意などe-Bookを無料プレゼントを伝えるためのバナー画像

「逆質問」とは、応募者が面接官に質問すること

逆質問とは、応募者である就活生側が面接官に質問することを指す言葉です。面接の最後に、面接官は「何か質問はありますか?」と聞き、逆質問に誘導するのが一般的です。面接ではどうして逆質問が行われるのでしょうか。その理由は主に3つあります。

逆質問を行う理由1:逆質問で就活生の熱意を見る

1つめが「就活生の熱意を読み取る」ためです。

職場についてよく調べているからこそできる質問なら、「自院のことを事前に勉強している」「就職したい熱意が高い」と思われるでしょう。面接官であれば、できるかぎり意欲のある学生さんを選定したいと考えるものです。このように、自院への志望度合いが高いかを見るために、逆質問が行われているのです。

逆質問を行う理由2:逆質問から応募者の性格を読み取る

逆質問が行われる理由の2つめは、面接官が応募者の性格や性質を読みとるためです。

逆質問では自発的に発言しなければならないので、積極的なコミュニケーションが苦手な人は、難しく感じるでしょう。ハキハキと発言できているか、自分の考えをうまく伝える術を持っているか、的確な質問ができるかを見ているのです。

コミュニケーション能力は、整骨院・接骨院には欠かせないスキルです。実際に施術にあたるとき、症状や生活習慣など、患者様に質問する機会は多くあります。

さまざまなタイプの患者様とうまく付き合えるか、問診で患者様の不調を引き出せそうかなどの判断材料を、面接官は逆質問から得ようとしているのです。

逆質問を行う理由3:応募者の不安解消のためにも重要

逆質問には、応募者である就活生側の不安を解消するという役割もあります。多くの人は、「なるべく安心して働ける職場に就職したい」と考えるでしょう。面接官には、「自院に好感をもってもらい、第1志望にしてもらいたい」という気持ちがあります。

そのため、「突発的な休日出勤はあるか」「研修制度はどのようになっているか」などの質問にも、不安を解消できるように、ていねいに答えてもらえるはずです。

働くうえでの心配事を解消するよい機会ですので「特にありません」といわず、小さなことでも質問をしてみるとよいでしょう。

逆質問を受けたときの対処法:よい質問例

面接時に、できる限りよい印象を残したいのなら、応募先がどのような人材を求めているのかを見極めることが大切です。逆質問では自分の要望ではなく、職場で活躍できる人材であることをアピールしましょう。

よい逆質問1:「貴院で働くために心得ておくべきことは?」|就職後をイメージしようとしている

「貴院で働くために、今から心得ておくべきことはあるでしょうか?」という質問で、就職後について考えていることをアピールします。

少しぼんやりとした質問ですが、だからこそ患者様への向き合い方や、社会にどのように役に立とうとしているのかなど、院ごとの特徴が表れやすく、就活生側にもためになる質問です。

よい逆質問2:「研修の内容と期間は?」|働きたい熱意が伝わる

「内定後、研修は行われますか?行われるなら内容と期間を教えてください」という質問は、働くことへの熱意を感じさせます。自分がその職場に入ってまず何を学ぶのか、いつから実務に入れるのかを聞いてみましょう。

研修制度についてよく聞くことも大切です。新人研修だけでなく、働きながらスキルアップできる研修制度があるのかも聞くことで、「向上心」のアピールにもつながります。

よい逆質問3:「入社までに勉強することは?」|努力の姿勢をアピールできる

「入社までに勉強しておくべきことはありますか?」という質問で「入社までに少しでもスキルアップを心がける」「一日でも早く役に立てるように努力する」ことをアピールしましょう。

まずは目の前の国試合格に向けて努力することが前提ですが、実際に勤めることになった場合、一日でも早く戦力になりしたい、治療にあたって患者様に貢献したい、という点から、「後に役に立つ」ことを聞いてみるのも良いでしょう。

入社後には研修が行われますが、研修を受けるだけで必要なスキルが身につくわけではありません。採用後から入社までの間を遊んで過ごすか、自主学習を行い少しでもレベルアップを目指すかで、入社後のスタート位置が変わる可能性もあります。仕事で必要な知識を積極的に身につけたい気持ちが面接官に伝われば、好印象を与えられるでしょう。

逆質問を受けたときの対処法:悪い質問例

逆質問の時間を与えられたとき、自信のなさやスキルのなさをうかがわせるような内容で質問するのは避けましょう。また、逆質問の「マナー違反」とされる質問もよくありません。

悪い逆質問1:「貴院の理念は?」|調べればすぐにわかることはNG

「貴院の理念は何ですか?」というような、調べればすぐにわかることを聞くのはやめましょう。ホームページに掲載している内容では、「自院のことをよく調べずに応募している」と思われてしまいます。

面接官に「準備不足」と思われないように、ホームページに掲載されている内容は覚えてから面接に臨みましょう。

悪い逆質問2:「残業手当はありますか?」|待遇に関しては悪印象になることも

就職後のミスマッチを防ぐために、待遇について聞くことは大切です。「残業手当はありますか?」「平均年収は?」「前年のボーナスの支給実績は?」「年間休日日数は?」など、給与や待遇について疑問がある場合は確認しておきましょう。

しかし、待遇についてのみで、他の質問が一切ないと「お金のことばかり気になる人」というイメージになりかねません。給与・待遇以外の質問も用意しておきたいところです。

悪い逆質問3:「自分は○○ですが務まりますか?」|自信のなさが伝わる質問は避けよう

「私は人付き合いが苦手なのですが、うまく仕事ができるでしょうか?」というような、後ろ向きの質問はNGです。自信のなさが面接官に伝わり、「自院でうまくやっていけなさそう」な印象を与えてしまいます。
その場合は「人付き合いが苦手なので、どのように克服したら良いか」など、成長意欲を示せるような内容に変えたいところです。

その他、「勉強できる環境はありますか?」「能力を伸ばせる環境ですか?」「ノルマはありますか?」などの質問をするさいも、向上心や意欲を伴った内容を心がけましょう。

よい逆質問時の回答を準備するための、履歴書の書き方

逆質問はもちろん、面接でいい回答をするためには、自分で書いた履歴書を頭に入れておく必要があります。面接にも関係する履歴書の項目として、特に力を入れたいのが志望動機欄です。志望動機欄はどのようにして書けばいいのでしょうか。

「志望動機」はなぜ大切?

志望動機とは、その院になぜ就職したいのか、その理由のことです。志望動機として「どこに魅力を感じたのか」「なぜ魅力を感じたのか」の2つを書き記すのが一般的です。

しかし、求人側は「どこに魅力を感じたのか」の部分はあまり注視していません。なぜなら、「どこに魅力を感じたのか」では、企業の事業や理念などの「この点がよかった」だけになりがちです。つまり、応募者の好みをただ述べているだけにすぎず、本人に関する要素はほとんど含まれていないためです。

対して「なぜ魅力を感じたのか」は注目されます。企業は応募先への熱意の高さ、そこで働くことへのモチベーションの高さを、志望動機からくみ取ろうとします。「なぜ魅力を感じたのか」という部分には、少なからず応募者の価値観が表れるため、重視されるのです。「なぜ魅力を感じたのか」の部分には、自分の価値観やこれまでのライフヒストリーまで伝わる内容をつづりましょう。

また、治療院を見学する機会が多いと思いますので、志望動機には「見学時に感じたこと」も盛り込みたいところです。見学時の雰囲気や働く環境が自身の動機にどのような前向きさを与えたのかを積極的に伝えましょう。

面接でも聞かれる「志望動機」の書き方

志望動機を書く前に、次のポイントを整理しましょう。

  • なぜ応募先に魅力を感じたのか
  • 自分とその院の仕事や理念とのつながり
  • どのように活躍したいか

これらをいったんメモに書き出したうえで、わかりやすく文章をまとめます。

文章の構成は「なぜ魅力を感じたのか」を7~8割、残りで自分の価値観とその院の理念等との共通点や、就職後どのように活躍したいかを記します。「なぜ魅力を感じたのか」の部分には、これまでのライフストーリーを絡めると説得力が増します。

「入社後に挑戦したいこと」や「自分の強みをどのように仕事に活かすのか」などは、欄内に収まりそうであれば書いてもいいでしょう。

また、面接で聞かれたときのためにも、志望動機はできるだけ具体的に書き記します。応募先の理念に関して書く場合は、「理念に共感して」とだけ書くのではなく、どのような部分に共感できたのかまで具体的に書き記します。

理念のどの部分に共感し、それはなぜなのかを、自身の考え方やエピソードなどを交えて伝えられるようにするとなおよいでしょう。

いずれにしても、あいまいな志望動機では歓迎されません。より具体性をもたせることがポイントです。

面接全体への対策で大事な3つの準備とは

何度経験しても、慣れないのが面接です。当日の緊張感を和らげるのは、「ここまで準備してきた」という自信です。面接の前に次のような準備をしておきましょう。

>> 柔道整復師の面接について詳しくまとめた記事はこちら

面接前に準備しておくこと1:応募先のリサーチ

逆質問の悪い例でも伝えましたが、応募先に関するリサーチは最低限必要な準備です。応募先の理念や事業内容、事業規模、社風など、ホームページなどをチェックすればわかるものは、すべて覚えて面接に挑みましょう。

面接前に準備しておくこと2:身だしなみを整える

見た目は人に与える印象を変えます。第一印象は出会ってから数秒で決まるといわれています。特に目から入る情報は、その人の印象の多くを決定づけるため、身だしなみを整えていない場合、面接官の心情によい影響を与えないことはいうまでもありません。

面接では、私服で来るようにという指示がない限り、原則としてスーツを着用するのがマナーです。スーツはクリーニングに出すなどして、シワやシミがないようにしましょう。染髪している人は黒色に戻し、髪が長い人はヘアピンやヘアゴムを使い、きれいにまとめます。

男性はヒゲをそり忘れないようにしましょう。大切なのは清潔感です。整骨院・接骨院は治療を行う場所ですから、患者様に不快感を与えないよう清潔感を重視しています。面接時にも清潔感のある服装、身だしなみを心がけましょう。

面接前に準備しておくこと3:正しい姿勢と言葉遣い

面接の間、常に背筋をしっかり伸ばせるよう、練習するのも大切な準備です。普段から心がけていないと正しい姿勢はキープできません。日頃から正しい姿勢で歩き、着席できるように練習しておきましょう。

また、言葉遣いについても同様です。面接の場では普段使わないような言葉で話すことが多いので、尊敬語や謙譲語の誤用がないよう、正しい言葉遣いを身につけておきたいものです。、尊敬語と謙譲語の違い、二重敬語などについて学んでおきましょう。

<面接で間違えやすい敬語・謙譲語・二重敬語の例>

履歴書になります 履歴書です
大丈夫です 問題ありません
なるほど おっしゃるとおりです
おっしゃられる おっしゃる
ご質問させていただいてよろしいでしょうか 質問をしてもよろしいでしょうか
伺わせていただきます、参ります 伺います

まとめ:「聞きたいことは遠慮なく」「自信を持って」が逆質問攻略のコツ

逆質問をするときは、「聞きたいことは遠慮なく聞く」、そして「自信のない質問はしない」ように気をつけてください。また、聞きたいことが待遇面ばかりになってしまわないように注意しましょう。

逆質問で面接官は、あなたのやる気や性格を引き出そうとしています。取りつくろいすぎても、就職後のミスマッチにつながりかねません。失礼のないように、しかし本音の質問を行い、自分のやる気をしっかり伝えるとよいでしょう。

国試完全ガイド、就職活動、転職の極意などe-Bookを無料プレゼントを伝えるためのバナー画像