【国試対策】鍼灸師になるための東洋医学概論の3つの勉強法
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鍼灸師になるためには、はり師・きゅう師の国家試験に合格する必要があります。10を超える試験科目があるなかで今回注目するのは、東洋医学の基本的な考え方を学ぶ東洋医学概論です。この科目で具体的に学習する内容やおすすめの勉強法をご紹介します。

目次

  1. 鍼灸師の国家試験科目|東洋医学概論とは?
  2. 勉強法1:学校の授業に集中する
  3. 勉強法2:専門用語を視覚化して図やイラストで覚える
  4. 勉強法3:覚えた知識と新しい知識をミックスする
  5. さまざまな勉強法を試して効率よく勉強しよう

鍼灸師の国家試験科目|東洋医学概論とは?

鍼灸師になるためには、はり師ときゅう師、それぞれの国家試験に合格しなければなりません。これら2つの国家試験にはそれぞれ13の科目ありますが、ほとんどが共通しています。今回はそのなかから、はり師・きゅう師国家試験の共通科目のひとつである東洋医学概論について解説していきましょう。

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どんな学問?東洋医学概論の概要

東洋医学概論は、東洋医学の基本的な考え方や実践方法などを学ぶ学問です。東洋医学では、鍼灸・あん摩・漢方などの伝統医学を用いて治療を行います。約2000年前の黄河文明で発祥し、日本に伝わったのは7世紀ごろといわれています。日本では、鍼灸や漢方に関する医学として発展しました。

東洋医学では人と自然・環境などとの調和を重視し、心身のバランスを整えて健康状態を維持することを根本的な考え方としています。「身体の不調を内側から治す」「病気を未然に防ぐ」「患部だけでなく全身を診る」ということも東洋医学の考え方の特徴です。

東洋医学概論で学ぶ具体的な内容

鍼灸師養成カリキュラムのある専門学校や大学で実際に行われている、東洋医学概論の授業内容をいつくかご紹介します。

  • 東洋医学の特徴、思想
  • 生理と病理、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の概要
  • 陰陽学説
  • 五行学説
  • 四診(望診・聞診・問診・切診)
  • 気・血・津液の概要
  • 経絡と経穴
  • 弁証論治(東洋医学的診察法と診断論) など

授業内容を見ても、聞き慣れない・見慣れない言葉がほとんどでよくわからない…と感じた人もいるのではないでしょうか。このように東洋医学概論は、一般的には馴染みのない言葉や考え方がたくさん登場するのが特徴です。

そこで、東洋医学概論の学習を効率よく進めるためのおすすめの勉強法を3つご紹介します。

勉強法1:学校の授業に集中する

基本かもしれませんが、学校の授業をおろそかにしないことが東洋医学概論のおすすめの勉強法のひとつです。東洋医学概論は、はり師・きゅう師国家試験の試験科目なので、鍼灸師養成課程のある学校では必ず授業が行われます。

授業では、日常生活ではあまり触れる機会のない用語や考え方を学ぶ機会も多いでしょう。そのため、まずは学校の授業に集中し、聞き逃さないよう内容を網羅することが大切です。

また、前述のとおり東洋医学概論は、人と自然・環境などあらゆるもののバランスを重んじる学問です。つまり、授業で学んだ用語や考え方が、その後の授業のなかでも何度も出てきたり、理解していることを前提に授業が進んだりするということ。

そのため、疑問点や不明点があればそのまま放置せず、講師や仲間に聞いて解決したり、わからない用語を増やさないことも重要です。

勉強法2:専門用語を視覚化して図やイラストで覚える

東洋医学概論で出てくる専門用語を覚えるためは、図やイラストを使って視覚化する勉強法をおすすめします。なぜなら、文字情報だけよりも目で見た視覚的な情報のほうが覚えやすいといわれているからです。

文字情報をただやみくもに暗記するのではなく、専門用語を図やイラスト、チャート図などといっしょに記憶してみましょう。特に、経絡図とツボの名前・場所・由来や五行学説などを学習する際は、イラストや図とセットで覚えるのがおすすめです。

また、イラストや図に覚えたい内容やポイントを自分で直接書き込むと、その作業が映像記憶として残り、覚えることも思い出すこともスムーズに行えるでしょう。

勉強法3:覚えた知識と新しい知識をミックスする

新しい用語や内容を覚えるときには、1度記憶した内容を「思い出す」作業を組み合わせるのがおすすめです。つまり「覚える」と「復習する」をミックスすることで覚えやすくするのです。

例えば、20の新しい用語を覚えたいとしましょう。1日に新しい用語を5つずつ覚えると計4日で暗記作業は完了しますよね。しかし、この方法では毎日新しい5つの用語を覚える作業の連続だけで復習がありません。また、各用語とも暗記期間が1日しかないため、記憶が定着しづらいこともあるでしょう。

対して、以下の例のように「覚える」と「復習する」を組み合わせて暗記をすることで、多少時間はかかっても暗記が定着しやすくなります。この例では、1日に覚える単語を合計5つまでとし、無理なく暗記を進めていることがポイントです。

1日目:新しい用語を5つ覚える
→覚えられなかった(自信のない)用語2つを控えておく

2日目:1日目に覚えられなかった用語2つの復習+新しい用語を3つ覚える
→計5つの単語のうち覚えられなかった用語1つを控えておく

3日目:2日目に覚えられなかった用語1つ+新しい用語4つを覚える
→計5つの単語のうち覚えられなかった用語を○つピックアップする

以降、同様に続ける

暗記期間は人によって異なりますが、覚えられなかった単語をひと晩寝かせ、次の日に復習することで効果的に暗記できます。また、2日以上覚えられなかった用語があれば、苦手な用語としてノートなどにまとめ、別途復習する時間を作るのがおすすめです。

さまざまな勉強法を試して効率よく勉強しよう

東洋医学概論は聞き慣れない用語や内容ばかりで、難しい、苦手というイメージを持つ人も多いかもしれません。そんな人には、今回ご紹介した3つの勉強法がおすすめです。誰でもすぐに始められるものばかりなので、ぜひ試してみてください。国家試験科目である東洋医学概論をマスターして、鍼灸師を目指しましょう。

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