トレーナーになりたい人は柔道整復師・鍼灸師の資格を取ろう
(画像=taka/stock.adobe.com)

学生時代にスポーツに励んでいた経験をきっかけにトレーナーを目指す方の中には、アスレティックトレーナー養成学科への進学を検討されている方もいるでしょう。

スポーツ医学だけでなく、栄養学、心理学、バイオメカニクスなど専門分野の学びが得られることが魅力です。そうした勉学に加えて、柔道整復師・鍼灸師の資格を取得されることも検討してみてはいかがでしょうか。

目次

  1. 柔道整復師・鍼灸師の資格を取るメリット
  2. 多くの専門学校で資格取得とトレーナーの勉強を並行して行うことができる
  3. 仮に無償でトレーナー活動をすることになったとしても
  4. メディカル面でライバルと差別化できる
  5. まとめ:柔整・鍼灸の資格取得で幅広い進路選択が可能に

柔道整復師・鍼灸師の資格を取るメリット

柔道整復師・鍼灸師の資格の最も大きな魅力はメディカル分野の国家資格であることでしょう。「トレーナー志望者必見! 治療院で働きながらトレーナー活動するメリット」でお伝えしましたが、トレーナーという職業は狭き道です。

さらにトレーナーは、ジュニアスポーツからプロスポーツまで各段階で求められるスキルがフィジカルからメディカルまで幅広い上にそれぞれ異なります。そうした中で、どの段階の依頼が来ても引き受けられるようになるためには医療系の国家資格を取得しておくことがメリットとなるでしょう。

著名なトレーナーの中には選手のさまざまな怪我に対応するため、他の資格者とチームを組んでいる人もいます。

医師、理学療法士などとチームを組み、現場での怪我発生時の初動対応を自身が対応し、その後ドクターがレントゲン等を用いて検査と診療、さらに理学療法士と連携してリハビリを行うなど専門分野別に担当しているのです。

選手の早期の復帰を実現させるために、時にはドクターの検査や診療、理学療法士のリハビリに対して意見を出し調整することも必要となるでしょう。

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多くの専門学校で資格取得とトレーナーの勉強を並行して行うことができる

メディカルの側面から柔道整復師・鍼灸師の資格取得のメリットをお伝えしましたが、肝心のフィジカルは専門学校でどのように学べるのでしょうか。実は近年、柔道整復師・鍼灸師の専門学校が増えたことにより各校は差別化を図るために資格取得以外の特色を打ち出しています。

特色のひとつがトレーナーの講義内容です。学生時代のスポーツ経験や怪我の経験から、トレーナーに関心を持った学生を獲得するため、各校は競ってアスレチックトレーナーの資格を同時取得できるカリキュラムを新設しています。

また、アスレチックトレーナーの資格取得はできなくても、NSCA-CPTなどスポーツに関連する民間資格を取得できるコースを併設したり、プロトレーナーから直接学ぶ機会を設けたりしている学校が増えてきています。

在学中にトレーナーとしての学びを得ながら、国家資格や民間資格などを取得できるのは大きな魅力と言えるでしょう。

仮に無償でトレーナー活動をすることになったとしても

ご自身がどうしてもジュニアスポーツ選手に対してトレーナー活動をしたいとしたらどうすればよいでしょうか。

中学、高校など学生スポーツではトレーナーに費用を割けないチームもあります。しかし、ご自身にも生活があるので無給でトレーナー活動を行うのは現実的ではないでしょう。

そうした状況からトレーナーになる夢をあきらめる人もいるかもしれません。しかし、柔道整復師・鍼灸師の資格を保有していれば開業という選択肢もあります。

ご自分が関わっている運動部のある学校近くに開業すれば、治療院の仕事で収入を得ながら、平日夕方の練習や休日の試合にボランティアとして帯同することもできるでしょう。

場合によっては、怪我をした学生に治療院に来てもらい、部活以外でもサポートして復帰の手助けをすることも可能になります。こういった将来の選択肢の豊富さも開業権を持つ柔道整復師・鍼灸師の魅力です。

メディカル面でライバルと差別化できる

こちらも「トレーナー志望者必見! 治療院で働きながらトレーナー活動するメリット」 で述べましたが、ライバルに対して何で差をつけるかを考え続けることはトレーナーにとってとても重要です。

フィジカル面での差別化は資格的な制約がないため難しく、圧倒的な差をつけるためにはノウハウ構築に多大な時間や労力がかかります。

逆にメディカル的な差別化は、国家資格という他の資格者が保持していない武器によって差をつけることができます。

医療者として人の身体にアプローチできる柔道整復師・鍼灸師の強みを活かし、フィジカル面からアプローチしながら、メディカル面でも対応可能なトレーナーとして、他の資格者との違いをチーム、選手にアピールしましょう。

まとめ:柔整・鍼灸の資格取得で幅広い進路選択が可能に

誤解のないようにお伝えすると、柔道整復師・鍼灸師以外の資格がトレーナー活動にマイナスになるわけではありません。実際に国家資格をお持ちでなくても活躍しているトレーナーの方々はたくさんいらっしゃいます。ここでお伝えしたかったのは、「リアルな将来の生活設計」を考えた際にどの資格から取った方がリスクが少ないかという一つのアドバイスです。今回の記事が皆様の進路選択の参考になり、トレーナーという夢を実現する第一歩になれば幸いです。

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